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パスキン展 @汐留ミュージアム  ※追記あり
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先日の日曜日、パスキン展に行ってきました。 

パスキンという画家を知ったのはつい5年程前、以前通っていた教室で久しぶりに描く油絵に、線も色も大いに迷い、絵具をのせては布で消し、そんな事を繰り返している時、先生が口にされたのがパスキンという画家の名前でした。

早速、図書館で画集を借りました。 その繊細で儚げな線、空気と物体が混ざり合い色に溶け込むさまは、すぐに心を惹きつけて離しませんでした。 資料を読み漁り その画家を知れば知る程、もっと作品を観たい、知りたい衝動にかられたのです。 
パスキンはFUJITAやシャガール、モジリアニと同じエコールドパリに属し、その生き方も時代を象徴するように不安定で流転の人生でした。危うく時に破滅的な生き方と背中合わせに、絵からは繊細すぎる画家の顔が見えかくれします。 穏かで温かな家庭を求めていたんだろうと思うと、自ら終止符を打った45歳という短い人生が悲しく切ないです。 
もっと描いて欲しかったという思いは、今の時代に生きる者の身勝手な考えですね。 
それにして、エコールドパリの画家たちは時代に翻弄されながら破天荒で数奇な運命をたどった人たちばかり。 生まれ変わる時はきっと平凡な人生をと願っているだろう。

今回のお気に入りの絵をネットで何点か探しました。しかし、色が全然違う! 美しく脳裏に焼き付いた色が上書きされそう・・・。 是非、実物をみてほしいです。

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≪テーブルのリシューの肖像≫ 1928年


亡くなる直前に恋人リシューに宛てた「ADIEU」(アデュー)と書かれたカードも展示されていました。


今回、本物の絵を近くで見ながら心奪われたのは、なんといっても人物の肌の美しさ。「真珠母色」と言われる虹色の輝きは何時間でも眺めていたいほどです。

若い頃のデッサンが3点、どれも魅力的です。 こんなに精緻なデッサンを描いていたなんて少し驚きでしたが、でも、繊細な線は彼をそのまま映し出しているようで納得。 

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≪ミュンヘンの少女≫ 1903年

実は何度かパスキンのように描きたくて試みたこともあります。しかし、それは到底無理なことで、あのおぼろげで儚い色も、震える線もパスキンだから描ける世界。
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≪長い髪のエリアーヌ≫ 1927-29年
 

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≪幼い女優≫ 1927年




私の大好きな絵(↓2枚)は今回展示がなかったのですが、今まで画集でも観たことがなかった絵やエッチング数多くあり、とても満足して帰ってきました。きっとまた近いうちに行くと思います。

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2月1日の日曜美術館はパスキンだそうです。

≪追記≫ 2月1日放送の日曜美術館はパスキンではありませんでした。
パスキン展の会場に2月1日の放送と書いてあったのですが、申し訳ありませんでした。





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by soleiljap | 2015-01-28 16:01 | ◇ 美 術 | Trackback(1)
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