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娘の料理

大分前になるのですが、ある休日の遅い朝、居間に行くと、ダイニングテーブルにいた娘が涙目でこういうのです。

「ママ、今度教えてほしい事があるんだけど・・・」 

真剣な顔は今にも泣きそうです。

「なぁに?」とたずねると。

「あのね、お醤油どのくらいいれたらいいか分からないの、こんど教えて」

見ると、テーブルの上には、彼女が作ったであろうチャーハンがおいてありました。確かにそのチャーハンはお醤油を入れ過ぎたのか真っ黒。

その黒いチャーハンをみて、そういえばあの時も。

娘が小学校2年生の時、何か作っていい?という彼女に、いいわよといって掃除をしていた私はいっさい手を貸さず様子をみていました。
彼女はまず子ども用の小さい椅子を持ってきて台座の上に乗り、冷蔵庫から出してきた、玉葱、人参、ピーマン、ソーセージをみじん切りにしていました。次に卵を溶いて、フライパンで炒めだしました。出来あがった炒り卵を一度皿に移し、みじん切りにした野菜とソーセージを炒めます。塩こしょうしてご飯をいれて、卵をもどして、仕上げにごま油をたらしているのです。
順序は普段私がつくっている通り。親ばか承知でいわせてもらうと、正直感動しました。

しかし、やはりはじめての経験、皿に盛りつけテーブルに運ばれてきたチャーハンをみると、素材に関らず、材料は全てサイコロ大の大きさで、野菜を炒める順序と火加減もめちゃくちゃで、人参は半生状態、玉葱は墨のように真っ黒になっていました。
兄にも食べさせたかったようでしたが、その色をみた兄は、「いらない」と即答。私と娘の二人で食べました。
味はというと、美味しいとは言いがたいものでしたが、一人でここまで作れたことへの労いと感動をこめて、いっぱい誉めてあげたと思います。
その後二人でお塩を振りながらいただきました。(笑)

また、ある日娘が、料理している私の傍らにきて暫らく料理する様子を見ていたのですが、突然、「ママ、お料理は目で見て、舌で覚えるんだよね」と言いました。
予想しなかった言葉だったので驚いていると、「ママがいつも言ってるじゃない」という返事。
そう、それは私が小さい頃、実家の台所でいつも母が言っていた言葉だったのです。私も無意識に我が娘に言っていたのです。

腕はまだまだですが、娘にはこれからも料理を楽しんで欲しいです。そして、料理と一緒に繋がっていく『心』も大切にして欲しいと思います。それはきっと今すぐに育つものじゃないと思うから。




このチャーハンは、お醤油の加減を教えてから作ったもの。まだ量が多いような……。
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私が具合が悪くて作れなかったとき、献立からお買い物迄全てやってくれたときの1品。最近は盛り付ける皿まで考えるようになってきた。
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あと、色々作ってくれていますが画像がないのが残念。これからはなるべく撮ってあげようと思います。
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by soleiljap | 2005-10-21 12:17 | ◆ 料  理 | Trackback
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