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椿の花と暖冬
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椿の花が好きです。
冷たくぴんと張りつめた空気の中で気丈に咲く椿は冬の花の代表だと思う。小学校1年生だった冬の年、いつもの学校の帰り道、ふと目に入った真っ赤な椿が今でも忘れられません。今ほど美しいもの、便利なものが溢れていない子ども時代、ほとんど色のない風景の中で、静かに咲いていた真っ赤な花は7歳の子どもの心を捕らえました。

それまで気にもとめなかった花なのに、その時の風景は今でもはっきり覚えています。
いつもの帰り道、垣根にひときわ真っ赤に咲いていた椿の花を見つけました。決して派手ではなく、でもしっかりと意志をもって静かに佇んでいた椿の花を見た時、生まれてはじめて花って綺麗だなと思いました。
近づいて、赤い柔らかな花びらを触りながら 「きれいだね」と言ったのを覚えています。
「この花は首からポトッと落ちるから病気の人の所には持っていっちゃいけないんだって」 と友達が教えてくれました。

それ以来、冬になるといつも椿を探していたような。
以前住んでいた家には乙女椿の木があり、毎年冬になると可愛いピンクの花を咲かせていて、モノトーンの冬の庭で見る幾重にも重なるピンクの花びらの差し色が、心まで温かくしてくれていました。

そう言えば、この冬、美しい椿を見ていない。

椿も見ていないのに、またも温暖化のニュース。今年はもうタンポポが咲いたとか・・・。


1月の抜けるような蒼い空につめたい朝がやってきて、庭の片隅に椿の花を見つけた時、あぁ冬だなと思い。
2月の凍える空気の中、透けるような白い梅が静かにほころび始めたかと思うと、冷たくしまった地面に真っ直ぐに咲く水仙のうす黄色の花びらが咲き始めるのです。 少しずつ土も緩み、春の息吹がそこかしこから顔をのぞかせるのです。 

沈丁花の清らかな香りに目覚める頃、木々には新芽が。 お日様が眩しく感じる頃、木々は萌黄色の柔らかな葉っぱに包まれるのです。 もう、そこら中、命のエネルギーで溢れている。 陽の当る温かな場所にタンポポを見つける頃にはもうすっかり春。
ふんわりと柔らかな風を肌で感じながら、自然ってすごいな、日本っていいなって思うのです。

今年の冬は世界的に異常気象でした。 熊が中々冬眠しなかったり、花前線は前倒し、深刻な雪不足でした。
まさに未来の地球を警告するかのような現象。 
先日、夕食の時間に夫が子どもたちに、これからこのままの状態でいくと、20年先の地球はどんなになると思う?と話していました。 これから生きていく子ども達の未来のために、一人一人がやっていかなければならないことは、CO2を減らし温暖化をくいとめること。 今すぐできることはたくさんあるんですよね。“ストップ・ザ・温暖化


最後になってしまいました。今日のお菓子は、先日作ったマカロンであまったモカ・ガナッシュをラングドシャのようなクッキーに挟みました。回りはサクサクですが中央はしっとりしてて美味。
最近ずっと、クッキーのようなものばかり作っています。手軽にできて、甘いものが食べたい時にちょこっとつまんでいただけるクッキーはとても嬉しいお菓子です。
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by soleiljap | 2007-02-09 11:47 | ◆ Sweets | Trackback
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