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山篭り・・・つづき
2泊3日の旅を終え、玄関に入ってきた彼の顔を見た時、愕然とした。頬はこけ、ズボンはダブダブ、ベルトの穴を2つか3つ開けねばならないくらいにやつれ細っていたからだ。しかし表情はその外見を裏切るようにいたって晴れやかであり、帰宅第一声の『ただいま』の声は、3日前までの疲れた『ただいま』ではなく張りのある声だった。

やはり懺悔しにいったのか?食べ物も喉を通らないほど悪いことをしていたのだろうか・・・改心の念はこれほど人間をかえるのだろうか・・・・帰依か、はたまた神へのいざないか。

欲望うごめく都会の雑踏から逃れ、遠く離れた人里少ない山の中をあえて選び、髪をそり落とし、白装束に身を包み、暑夏とはいえ水温10度の水は冷たかろう。高さ20メートルから落ちてくる滝に打たれ、身を凍らせながらの懺悔はこれほどまでに一人の男を清清しい顔にするのであろうか・・・・・・


というのは冗談で、真面目にお話すると、この旅行の目的は、断食道場が主催する、断食しながら心身をリフレッシュさせる楽しい旅行なのです。
どこまでも広がる緑の高原を散歩したり、本を読んだり、時間の制約も無い、電話もない、煩雑な人間関係もない。天国のような静かな場所で、日ごろの疲れを癒し、生気を取り戻すものだったのです。身体をすっきりさせるために、朝と夜の食事がりんご一個とジュースだけ。あとは自由に過ごす。宗教的なものは一切無く、だだ癒しが目的のツアーのようです。人よんで断食ツアー。

スマートになっていました。行く前にメージャーでウエストを計ってたようですが、77cmの胴回りがマイナス7cm、体重も3Kg近く減ったとか。
帰る朝、おかゆとお味噌汁とお漬物が出されたそうで、その味に偉く感動していました。美味しくないはずがありませんよね。丸二日ほとんど食べてないのですから。


自分だけいい思いをするか?!私だってたまには、おさんどんから解放されたいわよ!
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by soleiljap | 2004-07-12 16:29 | ◇ 風 景 | Trackback
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