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「行く春や鳥なき魚の目は泪」
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春は出会いと別れの季節。
卒業式と聞くと思い出す事があります。それは、私の高校の卒業式のこと。
その日は、6年間という長い学園生活が終わり、これからはじまる新しい世界に胸膨らんでといった気持ちよりは、式の厳かな雰囲気からか、学校や友だちへの惜別の方が強かったと思います。
実は式の間のことは何も覚えていません。覚えているのは、式を終え、母と一緒にお世話になった先生方へお礼の挨拶に回った時のシーン。

何人かの先生と話した後、中学の時の数学の先生のところへも行きました。何を話したかは忘れたけれど、先生と話している途中、涙が滝のように溢れてきて止まらなくなってしまいました。あまりにも突然で予想もしなかったことに、自分でも驚きました。
卒業式が近づくと、あの時の先生と母のビックリした顔が浮かんできて、恥ずかしさと寂しさと、いろんな気持ちが入り交ざった不思議な感覚でした。

18歳までにどんな人に会い、何を感じて来たかなんてことは、当時の自分にはまったく興味のないことでしたが、今は鹿児島の地に生まれ、あの両親に育てられたことを本当に幸せだと思います。

今、その区切りの年齢に子ども達が近づき、何を思い、感じているか分からないけれど、何年か先にそれぞれが自分を振り返る時が来て、子ども達はこの母でよかったと思ってくれるだろうか。そんなことを考えながら、ここひと月ほど過ごしています。

「行く春や鳥なき魚の目は泪」
奥の細道の芭蕉が東北へ向かう前に詠った惜別の歌ですが、これからの出会いと別れを、心に刻んでいって欲しいと思う。

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フードカッターで生地をつくり、フライパンで焼くウエルシュ・ケーキ、久々に焼きました。
昨日息子の友人が泊まりにきて、遅くまで起きていたもよう。テーブルの上に置いた16枚のケーキはあっという間に食べつくされていました。
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ブログの画像を見た娘が、「わたし食べてないー」と言っていた。
また作るからね♪
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by soleiljap | 2009-03-09 22:17 | ◆ Sweets
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