カテゴリ:◇ 美 術( 19 )
パスキン展 @汐留ミュージアム  ※追記あり
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先日の日曜日、パスキン展に行ってきました。 

パスキンという画家を知ったのはつい5年程前、以前通っていた教室で久しぶりに描く油絵に、線も色も大いに迷い、絵具をのせては布で消し、そんな事を繰り返している時、先生が口にされたのがパスキンという画家の名前でした。

早速、図書館で画集を借りました。 その繊細で儚げな線、空気と物体が混ざり合い色に溶け込むさまは、すぐに心を惹きつけて離しませんでした。 資料を読み漁り その画家を知れば知る程、もっと作品を観たい、知りたい衝動にかられたのです。 
パスキンはFUJITAやシャガール、モジリアニと同じエコールドパリに属し、その生き方も時代を象徴するように不安定で流転の人生でした。危うく時に破滅的な生き方と背中合わせに、絵からは繊細すぎる画家の顔が見えかくれします。 穏かで温かな家庭を求めていたんだろうと思うと、自ら終止符を打った45歳という短い人生が悲しく切ないです。 
もっと描いて欲しかったという思いは、今の時代に生きる者の身勝手な考えですね。 
それにして、エコールドパリの画家たちは時代に翻弄されながら破天荒で数奇な運命をたどった人たちばかり。 生まれ変わる時はきっと平凡な人生をと願っているだろう。

今回のお気に入りの絵をネットで何点か探しました。しかし、色が全然違う! 美しく脳裏に焼き付いた色が上書きされそう・・・。 是非、実物をみてほしいです。

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≪テーブルのリシューの肖像≫ 1928年


亡くなる直前に恋人リシューに宛てた「ADIEU」(アデュー)と書かれたカードも展示されていました。


今回、本物の絵を近くで見ながら心奪われたのは、なんといっても人物の肌の美しさ。「真珠母色」と言われる虹色の輝きは何時間でも眺めていたいほどです。

若い頃のデッサンが3点、どれも魅力的です。 こんなに精緻なデッサンを描いていたなんて少し驚きでしたが、でも、繊細な線は彼をそのまま映し出しているようで納得。 

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≪ミュンヘンの少女≫ 1903年

実は何度かパスキンのように描きたくて試みたこともあります。しかし、それは到底無理なことで、あのおぼろげで儚い色も、震える線もパスキンだから描ける世界。
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≪長い髪のエリアーヌ≫ 1927-29年
 

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≪幼い女優≫ 1927年




私の大好きな絵(↓2枚)は今回展示がなかったのですが、今まで画集でも観たことがなかった絵やエッチング数多くあり、とても満足して帰ってきました。きっとまた近いうちに行くと思います。

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2月1日の日曜美術館はパスキンだそうです。

≪追記≫ 2月1日放送の日曜美術館はパスキンではありませんでした。
パスキン展の会場に2月1日の放送と書いてあったのですが、申し訳ありませんでした。





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by soleiljap | 2015-01-28 16:01 | ◇ 美 術 | Trackback(1)
ホイッスラー展@横浜美術館
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心待ちにしていたホイッスラー展、当然のことですが実物は感動が違いますね。 極上の時を過ごして帰ってきました。

ホイッスラーという画家は大人になってから知った画家です。 印刷された画集を見ながら、こんな繊細な絵を描く人はどんな人なのだろうと、興味は画家の背景まで知りたいと思うようになっていました。

グリーンの背景に浮かぶ風景、幻想の世界のその画面に吸い込まれていくような感覚は、今でも心に張り付いて離れません。 絵の美しさやそれを語る言葉は、唯美主義とか日本美術に影響された事だけでは語れないし、専門書から読み解くだけでは足りないです。 審美眼というワードもたくさん目にとまりました。  
まずは自分の言葉で、と考えたのですが、「すばらしい」という形容詞しか見つかりません。 作品の前で何度溜息をついたことでしょう。

必見です。 必ずまた観に行きます! 


お気に入りの絵をネットで探してみました。しかし、実物の色とはちょっと違うのですよね・・・
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by soleiljap | 2015-01-13 23:59 | ◇ 美 術 | Trackback
アントニオ・ロペス展@bunkamura
実は5月のブログの投稿がゼロだったのには訳があります。 5月に入ってすぐに観たアントニオ・ロペス展。 そして、ロペス展の興奮も冷めやらぬ2日後に受けた絵画のレッスン。 朝11時から夕方6時まで通しで行われたレッスンは、ロペスの絵が刺激となり、更に絵(素描)の深みにはまったのでした。

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「マリアの肖像」 1972年 鉛筆

スペインの世界的巨匠アントニオ・ロペスがやってくる! 今回、前売り券を買ってその日を待っていました。 

初めて、ロペスを知ったのはいつだったか・・・・・・、重厚で軽やかな筆致、そして、そこに流れる濃密な空気感は決して忘れられるものではありませんでした。
マリアの肖像もその一つ。 今回実物を見ることができて本当に幸せ。気がつけば今週末で終わるのですね。 終わる前にもう一度行きます。 

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アントニオ・ロペス 「グラン・ビア」 1974-81年 油彩

この絵は完成までに7年かかっています。 夏の夜明けのグレーがかった冷たい光の中のグランビア、その美しさを描きたくてロペスは毎日早朝毎朝6:30にこの場所にイーゼルをたてて、地下鉄で通い続けたそうです。 描ける時間はわずか20~30分。夏の朝の光のグランビアはそれから7年かけて描かれました。 

ロペスの絵の前に経つと、時間の流れや温度、埃や匂い、空気までもが感じられるのです。
作品は全て見ごたえがあるものばかりです。 まだ行かれてない方は是非。 必見です!
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by soleiljap | 2013-06-12 00:16 | ◇ 美 術
ルーベンス展@bunkamura
最後日の4月21日(日)ルーベンス展に行く。
すごく寒い日でしたがとても混雑して、何故か古典絵画なのに子どもが多くいて驚くも、その疑問もすぐに理解できました。
アニメ「フランダースの犬」で主人公のネロが憧れていた絵が展示されていたからですね。(展覧会では版画でした)
あの悲しい最終回、ネロがやっとたどり着いた教会で憧れの絵を観ながら天国へ旅立つシーンは私も子どもの頃涙を流しながらみました。いろいろ思い出されじっくり観てきました。
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ネロが憧れていた絵、ルーベンスの「キリスト降架」

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ちなみにこちらが今回展示されていた「キリスト降架」の版画


さて、バロック絵画といえば宗教画か肖像画がメインであり、またイタリアがその中心であったわけですが、ルーベンスもイタリアで8年間修行をしています。 その後の名声はアントワープに帰郷してからの、数々の作品や工房の規模からもわかりますが、画家だけではとどまらず、外交官としても活動を広めていきます。 それは何故?(すごく興味ある) 

当時は武力による権力闘争が当たり前、民衆の苦しむ姿を目の当たりに、動かざるえなかったのでしょうか。平和の為に奔走したルーベンスが友人にあてた手紙からもよく伺えます。
私は平和を愛する人間であり、策略やあらゆる種類の紛争をペストのように憎悪しています。そして、心の平和の中に生き、公的にも私的にも誰も傷つけないことこそが、すべての名誉ある人物の第一の願いであるべきだと信じています。 全ての王と貴顕たちがこのような見解であるとは限らないことを残念に思うのです。王たちが犯すいかなる過ちにも、民衆は苦しむことになるのだから。
―1635年8月16日 ルーベンスがベレスク(フランス人学者)に宛てた手紙より―


今回展示された作品は、 ルーベンス自身の絵と彼の弟子たちに描かせたもの、共同制作のものを含め、80~90点ほどだったと思いますが、生涯(62歳没)描いた数やその大きさからも多大なる協力者があったから成し得たことですね。
とは言え、やはり地球規模で財産になりえる人物は、その功績からも多大なる力(協力や援助)が加わって歴史に名を馳せるのは周知のことですが、その道には必ず天からの何らか力が動いているんだと言うことを、今回も感ぜずにはいられませんでした。
「天才の陰には化け物がひそむ」 化け物とはこの世のものではない力と言う意味合いだと思うが、私は巨匠と呼ばれる人物に出会うたびに、野見山暁治のこの言葉をいつも思い出します。

話はもどりますが、ルーベンスが友人に宛てた手紙は、今の世とまるで同じだなと思いました。

>公的にも私的にも誰も傷つけないことこそが、すべての名誉ある人物の第一の願いであるべきだと信じています。
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by soleiljap | 2013-04-27 15:01 | ◇ 美 術
昨夜の素描
暑さも、そろそろ終わりでしょうか。今日は気持ちのいい風が吹いています。

最近寝るのが遅く、肌はボロボロ、目の下にはくま。昨夜は意識して早めにベッドに入りました。しかし、持って寝た本(後で紹介します)がさらに寝不足を助長させることに・・・・・・。

読みながら気持ちよく寝るはずだったのに、いてもたってもいられなく急いで飛び起き、近くにあるスケッチブックと鉛筆を持って描いていました。(あ~ぁ)
約16×23cmの小さなスケッチブックですが、描いたのは2枚。 1枚は描き込んで描き込んで真っ黒に。 2枚目はさらっと。
今朝起きてみたら、白い部分に手の鉛筆の跡がついていて、手の跡だけ消してそのままに。


なぜこんな衝動にかられたかというと、最近、画文集をよく読みます。
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一昨日から手にしているのが、船越保武氏の『素描 女の顔』。
今年の初め、NHKの日曜美術館でも取り上げられていましたが、船越保武(1912~2002)は岩手出身の彫刻家で、晩年には脳梗塞をわずらい、左手で制作活動をされていました。「長崎26聖人殉教者記念像」は有名です。

最初に彼の作品を見たとき、静謐な空気、透明で慈愛に満ちた女性の表情は「祈り」そのものでした。
そして、今回、この画文集を手にして初めて分かったのですが、彼の描く女性は全て想像の顔だということ。実際のモデルはいないというのには本当に驚きでした。白い紙の上に女性の顔が浮かびあがってくるのだそうです。
以下は本文から。


目に見えるそのままを どこまでも追いかけると
きっといやなものになる しつこさだけがのこる
一度目をつぶって眼の中に映し直して余分なものをとり除いて
それを紙の中に誘いだす



だから、彼の描く女性は透明で水のように美しいのですね。
最後に、私が思わず布団から飛び起きて鉛筆を持たせた文章と美しい女の顔を。
私も同じように描きたかったのですが、余計な線が多すぎて、それにかなり年上の女性になってしまった。



追いかけて しつこく追いかけると彼女は逃げてしまう
あまりしつこく追わない方がいい すこし距離をおいていると
その顔は美しいままで振り返る


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by soleiljap | 2012-10-02 13:58 | ◇ 美 術
マリーローランサンとその時代展 つづき
前回のつづき

構成は、1章がマリーローランサンの絵、2章、3章がその時代(エコールドパリ)に活躍した画家たちの作品群でした。 (3章は日本人だけの絵)

昨日、マリーローランサンについて書いたので、今日は同じ時代に活躍した画家の絵についてです。

その前に、私の絵の観賞法ですが、以前ブログに書いたのですが、もう一つあって、それは、絵の中で一枚だけ自分の部屋に飾りたいとしたらどの絵を選ぶ?ということ。 

後世に残る絵(芸術)というものは、次元を超え人智を超えたところの何かに選ばれし絵であり、かつ、それらは未来永劫光を失うことなく輝き続けるだろうし、そのパワーたるや、時には動けなくなるくらいのものもあります。

そんなスゴイ作品の中から一枚だけ選ぶなんて難しいのですが、直観です。その時々で違う心の状態や体調、そして、何を求めているかで、自然と見えてくるものです。

さて、そんな中で、今回私の心を射止めた絵が下の一枚、いや2枚です。

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キース・ヴァン・ドンゲン『腰かける婦人』 (1925-30)

大きな絵でした。私が知るドンゲンの絵は極端にデフォルメされて、個人的には好きな方ではなかったのですが、こちらの絵は、かなり離れた場所から気になる存在で、ひき付けられるように足が止まり、暫く見入ってしまいました。
画像なので色が劣り残念です。是非実物をみて欲しいです。

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佐伯祐三 『扉』 (1928)

大好きな画家です。この人の絵にはゴッホに通じるものがあります。内面から湧き出る、観る者の心をぐらぐらと揺さぶるようなエネルギー。心も身体も病み、30歳という若さで夭折した事をおもうと、またゴッホと重ねてしまうのは私だけではないと思います。
飽くなき探求心と身を削るまでの努力、本物の芸術家とは、彼のような人を言うのでしょう。

やはり画像だと全然迫力が違う。扉はもっと深いグリーンです。小さい絵ですが、実物は佐伯祐三の息遣いや筆さばきが伝わる鬼気迫るものでした。



他にも気になる絵は沢山ありましたが、もう二枚ほど。(画像が見つからないので画像なしで!)

● 荻須高徳の「中庭」(1964)もよかった。
荻須は佐伯(敬称略)を尊敬、傾倒し、パリでは佐伯の横にキャンバスを並べ描いていたというくらいですから、絵も似ています。


● また、今回嬉しかったのが、三岸節子の花以外の絵を観ることができたこと。5作品展示されていました。

三岸節子の絵は、デフォルメ&厚塗りというイメージですが、初期のものでマティスのような室内をモチーフにした絵は色鮮やかにサラッと描かれており、他の人物が入った絵も私にとってはとても新鮮でした。
最後に掛けてあった、「イル・サンルイの秋」(82歳の時の作品)は、これぞ三岸節子の真骨頂!ともいうべき、無駄をそぎ落とした極限のデフォルメ&圧塗りで、82の女性とは思えぬほどの迫力で圧巻でした。

(追記)
● ユトリロと彼の母、シュザンヌ・ヴァラドンの絵もありました。奔放な性格がそのまま絵に投影さた力強い絵は、哀愁ただよう繊細なユトリロとは対照的。同時に観れたのは幸せです。
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シュザンヌ・ヴァラドン 「座る裸婦」1921

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ユトリロ 「オニヴァルのムーラン・ド・ピエール、ソンム」 1913年頃
今回展示されていたユトリロの絵。 “白の時代” の色合いからは離れた絵だと思うのですが、安定した精神で描いたんだなという印象をうけました。だからか、とても静かで魅力的な絵でした。



今回の展覧会は全部で90作品ほどで、深くじっくり観る私にとっては、いい量感だったように思います。(大きな展覧会では観終わる頃にはへろへろなのです・・・笑)
そして、ブログを書きながら思ったことですが、一昨日脳裏に焼き付けた素晴らしい生の絵が、WEB画像によって、デジタル色に上書きされてしまいそうで怖い・・・(笑)。 また、生の絵を観に行きたい、そんな気持ち。
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by soleiljap | 2012-09-11 10:04 | ◇ 美 術
レオナルド・ダ・ヴィンチ  ほつれ髪の女
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最近の時間の速さに焦りさえ感じます。

昨年の大地震の後、NASAが発表した地球の自転が1000万分の16秒速まっているという事実から、物理的にも当たり前のことなのですが、そんな数字ではなく、もっと速い速度で自転しているのでは、と思ってしまう。

そんなことを思いながら一日を過ごすのも悪くはないのですが、それでは、あっという間に動けないおばあさんになってしまう! 
人生健康で生きられる年齢を80として(80までは元気に生きるつもりで)、その折り返し点はとうに過ぎた私、残りの時間をどれだけ人のために生きれるか、そんなことを考えるようになってきました。


先日観に行った、「レオナルド・ダ・ヴィンチ ほつれ髪の女」 
弟子の描いた絵を含めるとそれなりの数でしたが、レオナルド・ダ・ヴィンチを尊敬する私としては、もっと観たかった。
「ほつれ髪」日本初上陸の展覧会なので仕方ないか。模写だけでもすごい数、いかにダ・ヴィンチが偉大だったか分かります。
そして、これからもその輝きは失わないでしょう。 
レオナルド・ダ・ヴィンチは宇宙の財産です。
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by soleiljap | 2012-09-10 17:16 | ◇ 美 術
マリー・ローランサンとその時代展@ニューオータニ美術館 (※追記あり)
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本日、娘とニューオータニ美術館で開催中のマリー・ローランサンとその時代展に行ってきました。


マリーローランサンの柔らかいパステルの色合いと流れるような線は、いつ見ても優しい気持ちになれます。
彼女の絵を最初に見たのは20代の頃、その時は、柔らかい色調にうっとりしたものですが、今回は、ちょっと違う角度で観ることができたような気がします。

入口を入ってまず目に飛びこんだ、「三人の若い女」(1953)。
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こちらは亡くなる3年前の作品。アポリネールとの別離から、その後の彼女の人生を知ると、画家として決して幸せな時期ではなかったはずです。(マリーローランサンについてはこちらに書いてあります)

それでも変わらぬ夢みる色で描いていたことを思うと、そこに、どんな思いが込められていたのでしょう。

アポリネールとの恋、別れ、絶望、そして、悲しい晩年、それでも彼女はずっと終始変わらない色で描いているのですよね。
どんな時であっても、常にそのスタイルを変えなかった事を思うと、絵の中に、常にアポリネールとともに昇華していったあの時代をみていたのだろうかと思ってしまうのです。

マリーローランサンの生きざまに触れ、彼女の絵を見ていくと、途中展示されていたかつての恋人アポリネールの詩「ミラボー橋」がなんと切なく心に響いてくることか。



そして、今回のもう一つの発見、
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キュビズムを試みた絵が数点あったこと。絵は「優雅な舞踏会」(1913頃)
誰もが一度は描く(試みる)キュビズム、ピカソやブラックと時代を共にした画家達の必然の成り行きなのでしょう。
ピカソを描いたポートレートもあり、特徴を捕らえていて、すぐにピカソだと分かりました。


後半に展示されていた作品は、エコールドパリ時代の錚々たる画家たちの絵。すべてが私にとって、嬉しくて驚き(感動)の連続でした。
佐伯祐三やフジタ、小磯良平、三岸節子・・・ また、ルオー、ドンゲン、キスリング・・・・
ひとつひとつ挙げて、書きたいのですが、100ページでは足りないので、「素晴らしかった!」だけでとめておきます。^^ ※ 時間を見つけてまた記します。




今回、絵の前に少し腹ごしらえにと入った、ニューオータニのガーデンラウンジのサンドウィッチ&スイーツビュッフェ。
日本庭園を眼下に、娘と二人で美味しい時間を過ごしました。朝からサークルに出かけていた娘には御の字のビュッフェだったようで、ホントに沢山たべていました。
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美味しいものと芸術、何より心の栄養となりました♪^^

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つづき
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by soleiljap | 2012-09-09 23:58 | ◇ 美 術
ザ・ベスト・オブ・山種コレクション「後期」 @山種美術館
先日の土曜日、ザ・ベスト・オブ・山種コレクション「後期」に行く。
大好きな東山魁夷の「年暮る」が展示されるとのこと。楽しみにして行きました。
気に入った絵を順にのせます。 (※画像は山種美術館のサイトよりお借りする)

(↓こちらはクリックで大きくなります)
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速水御舟 「翠苔緑芝(すいたいりょくしょう)」(1928/s3) 37歳

私の絵の鑑賞法は解説等はいっさい読みません。まず作品の前に立ち、自分の心にどう映り、どのように入り込んでくるかを心で感じます。一巡して心に残った絵は何度も何度も足を運び心と目にしっかりと焼き付けます。そこで気が向けば解説を読む。

まず目に入ったのが速水御舟 「翠苔緑芝(すいたいりょくしょう)」。
御舟は大好きな日本画家の一人。この絵が最初に目に飛び込んできたときゴーギャンが思い浮かびました。その時はまだ御舟の絵とは知らず、作家名を見てびっくり。モチーフの輪郭を描き平塗りしていく技法のゴーギャンと御舟がここでリンクするとは・・・。

ヨーロッパではジャポニズムがもてはやされていた時代。また日本にもフランスを中心にヨーロッパを代表する画家たちの絵が入っていたので、まったく影響がなかったともいえないのですが、この絵が私の知っている御舟のイメージではなかったことと、それがゴーギャンをイメージさせたという意外性が私の心を掴んだのだと思います。
しかし、日本画独特の間のとり方、そのバランスは本当に心地よく、いつまでも観ていたい絵です。

この隣にあった落合朗風の「エバ」(画像無し)も同じくゴーギャンを思わせる絵で、画面いっぱいに広がる瑞々しい緑の濃淡と構図はまるで洋画のよう。日本画と洋画のせめぎあいがこの時期にあったんだろなと思わせた絵。



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速水御舟 「炎舞」 (1925/T14) 31歳

こちらは、別室(御舟の部屋)に展示されていた「炎舞」。
速水御舟といえば「炎舞」というほど代表的で有名な絵。このエネルギーはただものではありません。つい先程まで作家が隣の部屋で描いていたのではと思うほど、緊迫したパワーに溢れていました。

御舟31歳の時の作品。こんな若くでこんなに円熟した絵と思いますが、41歳、夭折の画家人生からすると納得です。神は、短命に生きる人には、長く生きる人と同じ分の密な人生を歩かせるのだと思うから。

山種美術館は御舟のコレクションには定評がありますが、御舟ファンなら是非足を運んでいただきたい場所。
洋画でも同じことがいえるのですが、画家はある程度有名になると、画風が統一されるものなのに、御舟においては、展示されている全ての絵が個々に新鮮で、全てが生き生きとしていることは本当に驚きでした。
弟子になりたかった!(無理か・・・)



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横山操 「越路十景のうち 蒲原落雁(かんばららくがん)」 (1968/s43) 48歳

今回初めて見ました。荒涼とした雪原に枯れ木が連なるモノトーンの絵ですが、暗さはありません。力さえ湧き上がってきます。ずっと観ていると壮大な交響曲を聴いているような感覚になりました。曲はマーラーかショスタコービチ。



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高山辰雄 「坐す人」 (1972/s47) 60歳

高山辰雄氏、そのお人柄には憧憬の念さえ持っています。勿論お会いしたことはありません。(私の絵の先生は会った事があると言っていました)
絵から伝わる包容力は、今までも、そしてこれからも決して裏切られることはないと思います。
私が高山辰雄の絵を最初に観たのが、↓の「食べる」。(※こちらは今回は展示されていません)

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高山辰雄 「食べる」(1973) 61歳

小さな子どもが一人でお椀を抱えて食べている姿が真ん中に描かれているだけですが、切なく胸が痛くなりませんか?
画家はそこにある物や人物、風景(心象も含め)を描くのですが、魂に訴えかける絵を描ける人はそういません。



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東山魁夷 「年暮る」 (1968) 60歳

この絵については、昨年の暮れに書きましたので、そちらをご覧ください。
今回、本物の「年暮る」は、長い間会えなかった大好きな人と再会するような、そんな感覚でした。
東山ブルー・・・私の中では東山魁夷のブルーは数多く存在していて、これは湿気を含んだ抒情的な日本の青。


ここ2年ほど私の中では日本画ブーム。数年前まで日本画は敬遠していた部類なのに、何故こんなに心の深いところに入ってくるんだろうと考えると、年齢的なものもあるのでしょうが、私の中にある日本の原風景や美意識、または深層心理が解放される瞬間が心地いいのかなと思ったり。

そして、今回もう一つ意外な発見がありました。日本画と対峙しているときの感覚が交響曲を聴いている時のそれと同じ感覚だということ。これは長くなりそうなので、またいつか。


おまけの画像~ 長くなってごめんなさい。もう少し(笑)。
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今回、山種美術館へは自転車で行きました。駅から歩く距離を考えるとかえって真っ直ぐ自転車で走った方が近いのです。
坂道も多いので、今回は電動自転車です。電動自転車がこんなに快適だったなんて!
スイスイ~楽チ~ン。 自転車愛好家の皆さんには怒られそうですが・・・
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by soleiljap | 2012-02-02 23:03 | ◇ 美 術 | Trackback
ドガ展@横浜美術館
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ずっと行きたかったドガ展に行く。
入館したのが、17時半、それから1時間半、急ぎ足で、でも余すところなく観て来ました。

ホントはもっと観ていたかったけれど、今日はピアノの日なので急いで帰宅。

さて、お味噌汁も作ったし、先生がいらっしゃる迄練習、練習。


詳しくは後ほど。
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by soleiljap | 2010-10-22 19:21 | ◇ 美 術