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タルト・タタン
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煮りんごたっぷりの、『タルト・タタン』 です。このケーキ、タタン姉妹の失敗から生まれた、と言うのはあまりにも有名なお話。

ご存知ない方の為にちょっとだけ…… 19世紀、フランスの中部地方でホテルを経営していたタタン姉妹。厨房を預かるのは姉。いつものように林檎のタルトを焼こうと、通常なら生地を下にしいてその上に林檎を並べるところ、林檎を先にいれてしまった。時間がないことから妹が慌てて、生地を林檎の上にかぶせて焼いた。出来上がったタルトをひっくり返したら、なんとそれがとっても美味しかった。それ以来このタルトは 『タルト・タタン』 と呼ばれるようになった、という話らしいです。

実は私、このタルト・タタンを一年程前から作りたく、マンケ型も買って準備していました。
林檎のタルトはよく作るのですが、本格的な 「タルト・タタン」は、難しそう、という理由でいまだに作った事がありませんでした。


a0029889_11455556.jpg先日拝見した、いつも変わらぬ優しい語り口で、素材を大事に美味しいお料理を紹介してくださる“お料理大好きTakakodeli” のtakakoさんの作られた 『タルト・タタン』 がとても美味しそうだったので、さっそく作ってみました。

作り方もいろいろあるようで、
①カラメルを作った鍋に林檎をいれ、煮詰めてから型に並べる方法。
②最初から皮をむいた林檎を型に敷き詰め、オーブンでじっくり煮込んでいく方法。

今回は①で作りました。できあがりのカラメルの色が薄かったので、グラニュー糖を振って、お玉を熱してキャラメリゼしたのですが、上手くできませんでした。

甘味の少ない生クリームをたっぷり添えていただきました。キャラメリゼした甘酸っぱい林檎と甘さを押さえたサクサクのタルトのバランスも良くてとっても美味しかったです。
フランス式に温かくしたタルトタタンに冷たいアイスクリームを添えていただくのもいいですね。

これがマンケ型
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by soleiljap | 2006-02-19 23:47 | ◆ Sweets | Trackback(2)
Saint Valentine’s Dayのケーキ
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今朝子供達と夫を送り出してから、久々にのんびりケーキを焼きました。一日遅れのヴァレンタインケーキです。こちらのレシピは昨年のバレンタインにつくった、“ランゴ・オー・ショコラ”の本に載っていたもの。
ガトー・ショコラと、クラシック・ショコラの違いがイマイチよく分からない私ですが、普段つくるガトーショコラよりはバターが少ない分、生クリームで軽さがでているような気がします。このケーキは配合のちょっとした違い、混ぜ方、焼きの温度や時間で微妙に食感が変わるケーキ。作れば作るほどいろんな味に出会えるケーキですね。
今回は、しっとりして、フォークをさすとホロっとくずれていく感じに仕上がりました。材料がいいので極上の美味しさ。

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上に置いたコポーはチョコレートを溶かし天板(裏)に薄く塗って、冷蔵庫でかためたものを、スケッパーで丸く削って作りました。本ではもっとふんわりとした大きいコポーだったのですが、今回、シガレットみたいに細長くなってしまいました。(もう少し薄く塗るべきだったかな)
この手のケーキの特徴は、冷めると上がしぼんでしまうのですが、こうやってコポーや粉砂糖でデコレーションすると、またちょっと表情が変わっていいものです。

今年もチョコレートの力を借りて多くの女性が愛の告白をしたのでしょうか。母となっては、作る相手は家族やお礼チョコで渡す他人さまだけですが、これも中々いいものですよ~(笑)。

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このところとても忙しく、皆様の所へもゆっくり伺えないない状態です。時間ができましたら、また伺いたいとおもいます。大分暖かくなって参りましたが、まだまだ寒暖の差は激しいです。どうぞ皆様、体調を崩されませんように。
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by soleiljap | 2006-02-15 22:00 | ◆ Sweets | Trackback(2)
ウララ・ササキ ピアノリサイタル 
外は相変わらず寒い日が続いていますが、皆様お元気ですか?
それでもお陽さまが少しずつ高い位地にきて、夕刻を短くしているのを感じるたびに、季節は春に近づいているんだな、ってちょっと嬉しくなります。

さて、前回の記事でブール・ド・ネージュをもって走った先、それはオペラシティー。この日、我らが愛するピアニスト「ウララ・ササキ」の初ソロ・リサイタルがあったのです。
昨年からこの日をとても楽しみにしていました。しかし、リサイタルが近づくにつれ、急な予定がはいり、もしかして行けないかも、と半ば諦めていた時、夫や子ども達から、絶対行っておいで、という言葉。さらに当日、何とか午後から時間を取れそうな気配。
そうしたら身体はもう走り出していました。開演45分前、出先から自宅に帰りつき、急いで着替え、隼のようにホームまでかけ抜け、電車に飛び乗り、貧血かと思われる冷汗にも、こんな所で倒れられん!と、今度は電車の中をも走った走った(笑)。なんとオペラ・シティー到着が、開演10分前(だったとおもう)。すごい滑り込みセーフ!!(で、ここまではどうでもいい話)

(ここからが本文)
今回、生でウララさんのピアノを聴くのは二回目。昨年の9月、お父様(ヴァイオリン)と妹さん(チェロ)のトリオで結成される「バドヴァ・トリオ」で、ウララさんのその透明かつ力強いピアノに感動。その秋にはじめて出されるというソロCDを購入。おそらく昨年後半は、このCDを一番聴いたのではないでしょうか。
バッハのバイオリン曲をピアノのために編曲した、ブッソーニやラフマニノフの「シャコンヌ」や「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」を聴くにつれ、ウララ・ササキでしか表現できない世界に、初めてCDを聴いた時の、震える感動を思い出しながら、私は先日の初リサイタル会場にいました。ここに来れてよかった、と思いながら。

呼吸を整えて演奏家の登場を待つ。いつもそうなのですが、この始まる前の緊張が好き。どんなすばらしい演奏に出会えるか一番心ときめく瞬間です。
曲目はCDの曲を織り交ぜながら、初めて聴かせてくれる曲も数曲。(プログラムはこちら) 
今回は素晴らしいピアノがありました。ベーゼンドルファー、しかしどんなに素晴らしいピアノであっても、それを最大限に使いこなせる人がいなければ、ただの道具でしかなく、ピアノと芸術家が孤高に協和した時、人は無条件に感動させられる。そしてその感動を味わう為に、私は会場に足を運ぶのかもしれない。

2時間弱のプログラム、気がついたときにはもう終わろうとしていました。私はやはり最後のヒナステラのピアノソナタ第1番よかった。一つ一つのクリアーな音が透明な一本の線に吸い付けられ煙のように会場を舞う。繊細でダイナミック、そして透明な音は人を超えて、一つの魂の響きのようでもあり、そこには確実にインスパイアされた音楽がありました。

ぽつんと空いた数時間、音楽の無限に広がる世界を垣間見れて、リラックスした時をすごせました。ウララさん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました♪
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by soleiljap | 2006-02-09 22:11 | ◇ 音 楽 | Trackback(3)