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疲れた時は
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パリの京子ちゃんがアロマバスをリラックス法として紹介されているのを拝見して、さっそく、私もエントリーさせていただきます。

実はトップの画像は昨年の春に撮ったもの。あの頃、貧血で倒れたりと体調を崩していて、アロマ(エッシェンシャル・オイル)にはかなりお世話になりました。blogで紹介しようと思いつつ、書くタイミングを逸していました。
ちなみにトップ画像はユーカリの香りのするキャンドルです。花粉症の時期につけています。鼻がすーっと通って爽やかな気分になります。蓋付きなので持ち運びが便利。お風呂に持っていったり、リビングに持っていったり。量が少ないのですぐになくなってしまうのが難かな。

さて、それぞれのアロマの効能や専門的なことは分かりませんが、理屈ぬきで香りで癒されるのは身をもって体感しているので、やはり療法としての効果は大なのでしょう。
私の場合、意識してなくても身体が疲れてくると、今日のお風呂はアロマバス、と脳から司令がでます。

a0029889_10352210.jpg左からシダー・ウッド、 ティー・トゥリー、 ユーカリ・グロブルス、 ラベンダー、 オレンジ・スィート、 グレープ・フルーツ。 中央の金色の蓋はオレンジのオード・トワレ(スプレー式)。

お風呂用にはラベンダーやウッド系をよくつかいます。私は必ず最後はロウソクを灯します。湯船につかってゆれる炎をみながらラベンダーや森の香りに包まれていればリラックスしないわけがないですね。最近では娘がお風呂から、「ママー、紫のロウソクに火をつけてーーー」と叫んでいます。(笑)


a0029889_11134910.jpg昨年、体調を崩した時よくやっていたことは、寝る時に小さいハンカチにお気に入りのオイルを1滴たらし、首のところに置いて寝ていました。
また、外出の時もハンカチを二枚用意して、一枚には必ずオレンジやグレープフルーツの香りをつけていました。体調がすぐれない時は匂いにも敏感になりますよね。病院や空気の悪いところで役立ちました。
そう言えば、最近やっていないわ。元気な証拠ですね。

他には、我家の掃除機は水を使うものなので、水の中に樹木系のオイルをたらして掃除機をかけます。言うまでもなく掃除をしながら部屋中にいい香りを振りまくのです。

画像のロウソクは我家でお風呂用に使っているもの。夫がハワイから買ってきた特大(直径7~8cm)サイズで、紫はラベンダーで、ブルーのは海をイメージさせる爽やかな香り。

ストレスも疲れも、できるだけその日のうちに取り去りたいもの。皆さんのストレス解消法は?

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追記:ハンカチにたらす時は、染みになってもいいようなぼろの色物ハンカチや、または私は小さめのタオル地のハンカチを使っていました。たらす場所も角の隅がいいと思います。
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by soleiljap | 2007-05-29 07:54 | ■ お気に入り | Trackback(1)
17回目のBirthday
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5月19日は息子の17歳の誕生日。子どもの日、母の日と外食続きだったので、家でお祝いをしました。

早いもので、もう17回目。青春真っ只中です。子どもから大人へ向かう思春期の息子へ、母としての思いは15歳の誕生日の記事で書いた通り、今もまったく同じ思いです。

中学にはいり、青春期の反抗を目の当たりにして戸惑っている私に、夫から「あなたね、もし○○がこの年齢で親にくっついていたら、そっちの方が変なんだよ」と言われた言葉は今でも覚えています。今考えると、あの時期が子離れの時期だったのでしょう。

社会が変り、取り巻く環境は変っても、昔も今も17歳の心は差ほど変っていないと思う。自然体で大切な時間を大いに楽しんで、時にはもがくこともあるでしょう、一度きりの青春を謳歌してほしい。

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さて、お料理は土曜日ということもあり、朝から準備。ゆっくりお花を添えたり、クロスやキャンドルの色を何にしようかなと考えたり、準備も楽しい時間です。

Bon Appetit ♪
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by soleiljap | 2007-05-20 15:50 | ◆ Party | Trackback
おとりよせのマカロン

先日パルケさんの所で見かけたマカロン、是非食べてみたくてさっそく注文。
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フランス菓子工房クレエのマカロンを自分に“お取り寄せ”。
じつはこちらのお店、先日パルケさんのblogで初めて知りました。マカロンとフルーツケーキのみをネット販売されているそうです。受注を受けてから一つ一つ丁寧に作られているとのこと。
丁寧に作られたものは(お菓子に限らず)、箱を開けた瞬間、作り手の思いが伝わってくるものです。ダークブラウンの箱に結ばれたとベージュのリボンをほどく瞬間、ワクワクと心が踊るのっていいものですね。
綺麗に並べられたマカロン、なんて可愛いのでしょう!まず手にとったのがショコラ。食べ終わってから画像を撮ることを思い出しました。

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マカロンは、フランボワーズ、ピスターシュ、ショコラ、ゴマの4種。12個入っていて2400円なので一個200円。すぐ計算してしまう(爆)
今日日、マカロンと言えば色とりどりの美しいお菓子というイメージですが、あまりどぎつい色に抵抗がある私としては、この優しい色合いも気に入りました。
冷蔵で届いたので、常温に戻してお召し上がりくださいと書いてあったのに、待ちきれずにいただきました。(笑) 誰も待てませんよね! 常温になったものを後でいただきましたが、さらに生地とクリームが口の中で溶けるようで美味しかったです。
最近、私の作るマカロンしか食べていない子どもたち。わーい、ありがとう!といって大事に持って食べていました。勿論美味しい顔で♪


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パルケさん、美味しいマカロンを教えてくださってありがとうございました♪
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by soleiljap | 2007-05-18 13:15 | ■ お 土 産 | Trackback
Mother's Day とチョコバナナケーキ
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子どもたちが小さい頃、パパと散歩に出かけ、帰ってくると、必ず「ママお土産~♪」と言っていろんなものを手渡してくれました。それは、道端に咲いてた花だったり、石ころだったり、葉っぱだったり。

以前、blogでも書いたのですが、気持ちを伝える形はいろいろ。お金で買うものが全てじゃないと思っています。特に子どもたちは自分で稼いだお金ではないわけで、心が伝わるものを工夫しながらプレゼントできる子になってほしい。それが一番。

a0029889_21181199.jpg先週、五日間熱が続いて学校を休んでいた娘、日曜日の朝、何も言わずにいつも私がやっている家事仕事をやってくれています。金曜日は点滴をしてやっと熱が下がったのに、洗濯や溜まった古新聞をまとめたり、黙々とやってくれます。嬉しくて何度もありがとうというと、ママが少しでも楽になるように、ですって(嬉涙)。

この日、娘と一緒にチョコバナナケーキを焼きました。今回はバナナも十分入って、いつものしっとりチョコバナナケーキ。


a0029889_21474444.jpgお手伝いだけで嬉しいのに、お小遣いで買ってくれたカーネーション。夕食の時に手紙もくれたのですが、似顔絵も描いてありました。娘に怒られるのでここには載せませんが、若ーいママの絵。理想なのでしょうか(笑)。夕食はおすし屋さんに皆でいきました。

実家の母には、今年はプジョー社が出している電動のペッパーミルをおくりました。勿論、『お母さん、ありがとう』 のカードも添えて。
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by soleiljap | 2007-05-14 23:57 | ◆ Sweets | Trackback
チョコバナナケーキ
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久々にチョコバナナケーキを焼きました。
このケーキはパリのきっしゅさん京子ちゃんがよく作ってくださいます。ありがとうね♪>きっしゅさん、京子ちゃん。
最近焼いていなかったので、お二人の方が私より断然美味しいはずなんて思いながら焼きました。出来あがって食べたら・・・すごく美味しかった♪♪(笑) 

a0029889_2213287.jpg今回使ったチョコレートはきっしゅさんがパリから買ってきてくれたもの。
画像からお分かりのようにカカオ70%のビターチョコです(100g)。チョコレートも今まで色々と試してきましたが、どれが一番美味しいかはお好みですが、私個人としては抑え目の甘さでしっかりチョコレートの味がするビターが好みかな。

それから、このケーキのもう一つの主役バナナ。私は沢山バナナが入ったどっしり重いケーキより、程よくバナナの味と香りのするほっくりとした生地が好きなので、このケーキに入れるバナナの量は本当にいろいろ試しました。


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しかし、今回焼いたものはバナナ(小)が1本しかなくて、かなり少なめのバナナ。娘が食べながら、あれ?何か入ってるよね?と聞いたくらいなのでバナナの存在感がなかったのかなと思います。

パリからやってきたチョコ、あと三枚残っているので、チョコバナナケーキもう少し楽しめます。それとも他に何が作ろうかな♪(嬉)

◇以前載せたチョコバナナケーキ → こちら と こちら

★そしてもう一つパリのお気に入りのもの
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by soleiljap | 2007-05-12 11:02 | ◆ Sweets | Trackback
端午の節句に
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日本の伝統行事をひも解くと、その起源は古く中国からのものですが、その後、日本の風土や気候にあった文化として受け継がれてきています。そこには日本人の美意識が沢山つめ込まれています。

お正月やひな祭りもそうであったように、根底にあるものは、無病息災、子孫繁栄や五穀豊穣、同時に季節を愛でることのような気がします。

行事には必ず季節の花や木々、旬の食べ物が登場します。
たとえば、端午の節句に飾られる菖蒲は、尚武(武をたっとぶ)からきているそうです。おせち料理でもそうですが、日本にはこのようなごろ合わせや縁起を担いだものが沢山ありますよね。

端午の節句の柏餅は日本独特のものらしいです。柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴から 「家系が途絶えない」「子孫繁栄」につながることから柏の葉っぱが使われたそうです。

感慨にふける母をよそに、わが子たちは「子どもの日」を特別な思いで待ちわびているんです。それは鹿児島からの荷物。子どもの日のお祝いと誕生日プレゼントが一緒に届くのです。プレゼントには手紙やカードが添えられて、生まれてから今まで欠かさず届けられました。時に荷物と一緒に新聞紙に包まれた母の漬けた梅干しや乾物、夫の好きな壷漬け等が入っていたり。今年は息子の就学旅行のお餞別まで入っていました。
母や姉、今は亡き父)の心遣い、荷造りする労力、一つ一つが感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちには、大きくなったら恩返ししなきゃね、と毎回話しています。(恩返ししなきゃバチがあたるよ)

a0029889_2235873.jpgこの日は夫の提案で外食。お店は決めてといわれたので、恵比寿ガーデンのフレンチに予約を入れたら満席。(パパよかったね) 子どもの希望で焼肉レストランになりました。(レストランの画像はありません) 帰りにDVDを借りてみんなで観る。

柏餅は餡がなかったので餡作りから。漉し餡を作りたいと思いながら、今回もつぶ餡。煮あがって冷ましたら、水分を飛ばしすぎたようで固かったので、再度お湯をいれて練りました。どうやら練りすぎたようです。漉し餡みたいになりました。
今回は駿河屋さんのレシピを参考にして作りました。
以前作った「どらやき」のレシピも同じ和菓子屋さんのものです。こちらのHPはどのレシピも丁寧な説明でとても参考になります。

a0029889_2372753.jpg柏餅のレシピは、いつも材料を揃える恵比寿の三越地下の材料売り場に置いてあったもの。
浮き粉を入れるので透明感があってツルンとした生地に仕上りました。餡を包んで再度7~8分蒸すのですが、途中、蓋を2,3回開けると艶がでるそうです。

息子の友達がきていたのでだすと、お替りしてくれました。嬉しいですね。



柏の葉ってこうやって広げると、とてもデザイン的で面白い。
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★子どもの日に同じように柏餅を作られた、私の大好きなお母さん(歳は近いです)♪
まさかり半島日記のkoroさんの「子どもの日」にトラックバック~~♪
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by soleiljap | 2007-05-08 08:21 | ◆ Sweets | Trackback(2)
春色マカロン ~考察・焼成篇~
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GWも最終日ですね。遠出された方々は帰省ラッシュは大丈夫だったでしょうか。
ラッシュという言葉を聞くと思い出すことがあります。以前blogでも書きましたが、夫の親戚はみんなで旅行するのが大好き。ある年のGWも夫の姉妹家族一同で乗鞍へ。関東組、車3台、北陸組1台でそれぞれ集合すべく乗鞍のホテルへ向かいました。携帯のない時代だったので、東京組車3台は何処どこのパーキングで落ち合う約束をして高速へ上がりました。すぐに大渋滞。最初のパーキングエリアに集まった時、話し合って一般道で向かうことに。これが誤りの選択でした。それから続く大大大渋滞。70キロ近い渋滞は止む気配なし。牛歩のごとく進む車、日差しの照りつける車内で大人たちは一触即発の雰囲気、、なんて事はなかったのですが、みんなよく我慢しました。
我子たちは小さくて覚えていないと思ったら、5歳だった息子が覚えていました。到着してかけ込むと、食事の準備された大広間にすでに到着していた北陸組がぽつんと座っていたことを。(笑)
東京 ― 乗鞍間12時間の渋滞旅行はかくして脳裏に刻まれたのでした。(爆)

さて、タイトルの春色マカロン。初めて作ったフランボワーズ(皮)とマンゴーのマカロンも私のレシピ帳にすぐに仲間入り。
前日は夫の友人宅へいった春色マカロンたち。抹茶とショコラを翌日再度焼いて、食べられないように家族に念をおしていたフランボワーズとマンゴーを加えて、こちらも旅にでました。

最近よくマカロンを焼いて思う事は、マカロン作りのポイントは二つ。マカロナージュと焼き方。マカロナージュは何度も作るうちにコツを覚えてくるのですが、、焼成は毎回微妙に違うような気がします。同じオーブンで続けて焼くと、毎回焼き加減が変わるのです。(※我家のオーブンは連続で焼くと温度が少し高めになるような気がします)

ココア生地のように最初から色が濃いものはオーブンにいれて差ほど気にせず焼けるのですが、抹茶や、フランボワーズ、今回はマンゴー(黄色)などそのままの色を残したい時、ココアと同じように扱ってしまうと微妙に焦げ色がついたりします。温度を弱めたり、時間を短縮すると生焼けになってしまう。色つきマカロンの時は特に気を使うのです。折角作ったマカロンが焦げたり生焼けでは悲しいでしょ。

そこで、焼成で気をつけている事は、時間差で温度を下げる時、その都度一度大きく庫内を開けて、団扇であおいで設定温度まで下げています。最後の温度はココアでは150℃ですが、淡い色のマカロンは様子を見て150℃もしくは140℃。それでもオーブンの性質で、ムラに焼けたりする場合があります。微妙な温度設定が必要なマカロンは自宅のオーブンの癖や性質を熟知することなのですね。
マカロンの個人的なテーマは沢山あるので、時間のある時少しずつ考察していきます。
◇レシピ → “マカロン・オ・ショコラ”  “抹茶のマカロン”

あ、そろそろマカロン着いた頃かな♪ 

★いつもありがとう♪
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by soleiljap | 2007-05-06 17:50 | ◆ Sweets | Trackback(2)
今日のお土産

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  今年のGWは仕事三昧。夫のことです。建築家(事務所経営)は土日も仕事がほとんど。子ども達も小さい頃から夫がお休みの日に家にいると、パパ今日は会社行かないの?と言うくらい。だから夫が家にいる時は病気の時くらいなのです。

  今日は夫の高校時代の友人の家で打ち合わせ。国立大を出てスタンフォード大学でMBAを取得。現在大きな会社の社長で、かたわらで母校の大学で講師を頼まれ、小説も書かれるという、すごい肩書きなのにお人柄が素晴らしいのです。笑顔が素敵なので、私はいつも夫に彼の笑顔は「ビッグスマイル」と言っています。周りの人まで幸せになる笑顔なのです。
そして、こんな素晴らしいご主人を支えている奥様がまた素敵。(書かなくても想像つきますよね) お会いする度にいつも見習わなくてはと思うのです。

  名前で検索したら出てきました。
    三枝匡 著 『V字回帰の経営』(文庫本あり)
            『戦略プロフェッショナル』
  私が読んだ本はこの二冊ですが、他にも数冊出されていました。さっそく読ませていただきます!


a0029889_2135533.jpg  お土産ははキャラメル・アップル・パウンドケーキとマカロン。最近プレゼントというとこの組み合わせです。(笑) このパウンドケーキは二日、三日とだんだんと美味しくなるケーキ。紅玉の季節がそろそろ終わりなので是非食べていただきたかったのです。
  マカロンは ショコラ、抹茶、フランボワーズ、マンゴーの詰め合わせ。
  フランボワーズは、フリーズドライを挽いて粉にしたものを加え、紅コウジで作ったという天然色素を少々混ぜました。中に挟んだものは、フランスからきっしゅさんが持ってきてくれた、フランボワーズのピュレ(画像)。 これは先日のスプリングコンサートで作ったマカロンにもはさみました。このピュレ、粒粒がなくてフランボワーズの上品な酸味がほどよくきいて、美味しいのよね~>きっしゅさん。今回残り少なくなっていたので、冷凍のフランボワーズを煮たものと合わせて使いました。

 黄色のマカロンはマンゴー味。色はやはり天然のクチナシの色素。中身はマンゴーのピュレを煮詰めて挟みました。

 お昼前、最後のマカロン(マンゴー)をオーブンからだして冷ましていると、会社の夫から電話。
 
 「お菓子できてる?」
 「エ?!明日土曜日じゃなかったの??」
 「あれ?ちょっと待って・・・(スケジュールを確認している様子)」「4日、13:00から・・・」

 きゃー、土曜日っていったじゃない!? 娘も聞いていたし!

 急いで全部詰めあわせて、デジカメで撮影。何とか間に合う。
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by soleiljap | 2007-05-04 22:53 | ◆ Sweets | Trackback
映画 “ロストロポーヴィチ 人生の祭典” を観る

 4月27日に80歳と1ヶ月で亡くなったロストロポーヴィッチのドキュメンタリー映画 “ロストロポーヴィチ 人生の祭典” を観る。

 訃報を聞いてすぐに観たいと思われた方もいらっしゃったのでしょう、4月30日、休日だったこともあり、108名入る部屋は14時の部で満席。年配の方から若い人たちまで、ロストロポーヴィチを愛してやまない人たち(自分を含)は、スクリーンに映る今は亡き氏の姿を一寸も見逃すまいと見つめていました。

 ソ連時代(現ロシア)に生きた多くの世界的な芸術家たちを語る時、この時代の政治的背景をぬきにしては話せないはずです。ロストロポーヴィチもその一人。彼が生まれたのは1927年。まさに独裁政治のスターリン政権下にあって、芸術の自由などない時代でした。

 映画は、彼の幼い頃から晩年のロシアでの活動を、昔の貴重な写真を交えながら、監督自らのナレーションで綴られいくものでした。
 妻であり、世界的オペラ歌手のガリーナ・ヴィシネフスカヤの存在もとても興味深く、彼と半生を伴にしたガリ―ナのことは今回詳しく知りましたが、とても奥の深い女性。随所に彼女の歌声も入り、こちらも感動しました。

 早くから才能を認められたロストロポーヴィチ、その功績は映画のHPにも詳しく書かれていますが、彼が本格デビューしたのが10代半ば、二十歳前ですでに世界のトップの仲間入りをしていたのです。そのことを感じさせるのが、世界最高のチェリストと呼ばれたカザルスがインタビューで、「世界の優れた4人のチェリスト」 に、ピアティゴルスキー、カサド、フルニエ、そしてロストロポーヴィチの名前をあげたことです。

 映画の中で、彼がインタビューに答えるシーンはどれも興味深く、親交のあった大作曲家のプロコフィエフやショスタコーヴィチやマーラーの話題になると生き生きと語り、愛弟子の小澤征爾の指揮で演奏している姿は神々しく、是非その場で聴いて見たかったと思いました。
 また、妻のガリーナへのインタビューでは、彼女が、「亡命する時、彼は子どものように泣きじゃくりました」 と話していたところでは胸が熱くなりました。それほど祖国を愛していたのですね。70歳の誕生祝賀会での様子はやんちゃな子どものようで微笑ましかった。

 世界のチェリストと才能を認められながら、市民権を剥奪されても、政府に真っ向から立ち向かい真理を貫いた音楽家。彼が奏でるチェロが万人の心を弾きつけるのは、彼がチェロを弾くために、いえチェロという楽器を通して「愛と自由と平和」を世界の人々に伝える役目を神さまから与えられた人だからなのだと思います。
 
 頂点に立つ人は、どのような苦境にたたされても、世界はその人を求め、必要とする。

 そんな事を考えながら映画館を後にしました。一緒に連れて行った娘が、「ロストロポーヴィチって可愛いね。ママのお隣の人、映画みて涙流していたよ」 と言っていました。
 
 もう彼はいないんだと思うと、やはり胸が痛くなります。
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by soleiljap | 2007-05-02 14:41 | ◇ 音 楽 | Trackback