<   2011年 12月 ( 16 )   > この月の画像一覧
みなさま良いお年を!
今年最後のブログの写真は、大好きな東山魁夷の絵、「年暮る」

1968年、友人の川端康成から「古きよき京都が失われていく前に描きとめておいてほしい」と言われ描いた「京洛四季」シリーズの中の作品で、場所は京都ホテルオークラの屋上から見た京都の街並み。
a0029889_16541853.jpg
東山魁夷 『年暮る』 1968年


この絵も今まさに新しい年を迎えようとしています。
日中の年の瀬の賑わいから一変。しんしんと降り積る雪が、すべての音をかき消しています。とても静かな絵ですが、私は、この絵をみるといつも、そこに住む家族に思いを馳せてしまうのです。

屋根の下には、そこで暮らす人々の姿があります。そこには、新しい年を迎える準備を終え、家族団らんで寛いでいる姿や、離れて暮らす子どもたちの帰省に、再会を喜ぶ両親やおじいちゃん・おばあちゃんの顔もあります。親戚一同が集まってすでに宴会が始まった家もあれば、除夜の鐘を聞きながら、お母さんと娘たちがまだおせちの準備に追われている様子もうかがえる。本当に想像力を掻き立てる絵です。
私は体温を感じるこの絵が大好きで、暮れになると必ず観たくなります。皆さんはどうごらんになりましたか?

日本は四方を海と山に囲まれた自然豊かな国です。そこには美しい四季折々の風景があり、多くの芸術家や自然を愛する人々を魅了してきました。しかし、一方では利害を優先する人間たちによって、その美しい自然が破壊されてきたのも事実。

経済だけを優先した結果、消費者である私たちは、自然破壊は絶対よくないと頭ではわかっていても、長年身に付いた、買っては捨てる消費生活から抜け出ることができないのではないでしょうか。
でも、その一方で、豊かな暮らしや豊かな心とは、物を持ち消費することではないと、気づきはじめている。

そして、悲しいのは自然体系が大きくかわりはじめていること。加えて、原発事故の傷はことごとく私たちの生活を脅かすだろうということ。

今年は東日本大震災以降、「絆」という言葉をたくさん耳にしました。家族の絆、仲間の絆、日本国中が復興にむかってみんなで手を携えていく団結の絆。
言葉や文字だけが独り歩きしていくのではなくて、今の現実をしっかり見据え、未来に生きる子どもたちへ安全と平和をバトンタッチすることだと思います。

東山魁夷の絵を前にして、今年はいつもと違う感慨をもって絵をみていました。
普通の当たり前の生活やご飯をみんなで一緒に食べられることが、どれだけ幸せなことなんだと。
被災地の皆さんが温かくすごせますように。そして、希望をもって新年をむかえられますように。

今の自分の幸せをかみしめながら、今年最後のブログにしたいと思います。
この一年、沢山の方に来ていただきました。本当にありがとうございました。2012年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は家族に不幸があったため新年のご挨拶は控えさせていただきますが、皆さまの幸せを心から願っています。

どうぞみなさま、よいお年を!



PS お正月、美しい富士山が望めましたら、また写真アップしますね。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-29 12:57 | *ご挨拶&お知らせ
FOR YOU
a0029889_22162234.jpg
林檎のおいしい季節になりました。
キャラメル・アップル・パウンドケーキは最近よく焼くケーキ。果汁たっぷりの林檎をキャラメリゼしている時の香りといったら、思わずつまみ食いをしたくなるほどです。どんな香水よりも、キャラメルの染み込んだ林檎の方が絶対いい香りだと思う。

a0029889_22162976.jpg
焼きあがったケーキを冷ましていたら、カーテンの隙間から光が差し込んで

a0029889_22164054.jpg
ブランデーを染み込ませた表面がキラキラ輝いていました。
断面を見たかったのですが、プレゼント用なので我慢。そのままラッピングして、まだ温かかったけれど、友人のところへ持っていきました。


a0029889_2375769.jpg
今日は寒かったですね。
こんな日は澄みわたった空に富士山がとても綺麗に見えます。刻々とせまる夕闇の中、といっても部屋の中からですがカメラを抱えずっと窓の外を眺めていました。夕飯の準備そっちのけで。
5時過ぎの西の空です。撮影は勿論外にでて撮りました。(寒)(画像はクリックで大きくなります)


 お寒いので、温かくしてお過ごしくださいね。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-27 14:06 | ◆ Sweets | Trackback
クリスマスの料理
a0029889_3525091.jpg
今年のクリスマスは先日作った森のリースをキャンドル用に使ってみました

a0029889_561699.jpg
狭いテーブルなので、森のリースはお食事の時には小さいものとチェンジ。ジムに行った息子とオットに帰りにハーフサイズのワインを買ってくるよう頼み、帰宅時間に合わせてセッティング。

a0029889_5103893.jpg
前菜はスモークサーモンのマリネ。

a0029889_1291717.jpg
チーズはいつものお気に入りのもの(ブリー・青カビ・ブルサン)。 ナイフを出した時にはローストした胡桃も姿をけしていた・・・。
チーズ用のナイフを用意するのを忘れ、お気に入りのアンティークのシルバーナイフを探している間に、お料理はつつかれまともな写真が撮れなかった。

a0029889_2013072.jpg
生ハム・・・パルミジャーノレッジャーノを薄くスライスするのですが、どうしても厚くなってしまう。

a0029889_4204861.jpg
最近お気に入りのパンは、メゾンカイザーのバゲット2種。娘とオットが焼きたてを買ってきてくれた。
近くにもう一つ美味しいパン屋さんがあります。アリエッタの天然酵母をつかったパンは絶品。以前はココばかりだったけれど、昨年、メゾンカイザーができてから、その日の気分・焼きあがり時間でどちらかにします。

a0029889_353144.jpg
メインはローストチキン。丸鶏を前日24日の夕方買いにいったけれど売り切れていました。手間は同じなんですが、丸鶏の方がクリスマスらしいですね。付け合わせのマッシュポテトは付け合わせによく作るもの。

ワインはマディラワインを買ってきてくれたので、甘くて、そのせいか酔っ払いました。グラス半分で!(笑)

a0029889_3543753.jpg
ごちそうさまの図。皿はすっかり空っぽ。残ったのはワインだけでした。

a0029889_4433341.jpg
と思ったら、一人まだ食べていた。骨をもった娘(笑)。綺麗に食べてくれてありがとね。

a0029889_42954.jpg
最後はケーキ、と言いたいけれど、酔っ払いが二人いたため、この日は食べられず。
一日たった本日のお昼もまだ冷蔵庫の中です。 ま、今日の楽しみが増えて、子どもたちも冷蔵庫をみてはウキウキしています。


追記  ケーキが夜まで待ち切れない様子の息子、 記事をアップした後、おかわりをして食べたのでした。
今日から部活もお休みの娘は、久しぶりに朝11時まで寝ていました。私もお弁当作りから解放されほっとしています。しかし、これから本格的な忙しさに突入するわけで、ツリーを片付けたら年末モードに切り替え大晦日に向けて大掃除頑張らねば!

皆さまもお身体にはくれぐれもお気をつけ、忙しくなる年末年始を体力温存で乗りきってください。


そして、本日(26日)に片付けられてしまうツリー。また来年会おうね。それまで待っててね。
a0029889_17365063.jpg

[PR]
by soleiljap | 2011-12-26 12:40 | ◆ Party
クリスマスのケーキ
a0029889_8122388.jpg
赤はビタミンカラー。元気のないときは赤い色を身につけなさいと言われるけれど、ホントにその通り。
赤いパンツもそうなのかしら・・・。巣鴨で赤パンを買ったと自慢していたKさん、あまっていたら私にも分けてくださらないかしら・・・・・・。 コホン(笑)

a0029889_37586.jpg
今年の家族で過ごすクリスマスパーティは本日25日に行いました。
24日まで部活があった娘は、イブの夜は中学校からの親友と過ごすんだと楽しみにしていました。何処にご飯食べに行くのか聞いてみると、サイゼリアだそうで、もう少しいい所ないの?と言うと、「だって安いし・・・いいじゃん!^^」ですって。
息子も、予定がはいっているみたいでイソイソと出かけていきました。

クリスマス・イブに子ども二人がいない。こういう日が来ると思っていたけれど、やはり来ましたね。

a0029889_303311.jpg
今年のクリスマスケーキは苺とブルーベリーのシャルロットです。11月に洋梨のシャルロットを作り、生地がイマイチ納得できなかったので、前回は別立てでしたが、今回はジェノワーズにして作ってみました。(やはり、ゆるくなったので、また、近いうちに作ります)

お昼に写真を撮っていると、息子が「うぉー、うんまそー」と言いながら通り過ぎて行きました。
でも、誰もまだ食べていないのです。ワイン(すごく甘かった)飲んで酔っぱらったので(私と息子)、明日食べます。

a0029889_035937.jpg

◆ お料理は こちら。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-26 01:16 | ◆ Party | Trackback
メリー・クリスマス!
a0029889_019303.jpg

素敵なイブを!


全国的に寒いクリスマスになりそうです。どうぞ、温かくしてお過ごしくださいね。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-24 00:47 | *ご挨拶&お知らせ
冬至とクリスマス・ツリー
a0029889_23255994.jpg
今日は冬至。
冬至と言えば、我が家では、かぼちゃとゆず、そしてツリー(笑)。

ツリーは昨年からサイズがスリムになったので、飾り付けが幾分楽です。今年は息子と飾りました。幸せであることに感謝しながら。

かぼちゃはその時々で食べ方は違いますが、今日は娘のリクエストで野菜たっぷりのすいとんを作りました。(画像なし) 我が家のすいとんは母の味です。他の姉妹はどういうか分からないけれど、うどん粉をこねる母の姿と、父と一緒に美味しそうに食べている姿が思い浮かぶのです。

a0029889_2313284.jpg

a0029889_2323643.jpg


そして、ゆずはオーナメントに!(違) お風呂に浮かべてゆず湯にします。
(↓は携帯で撮影)
a0029889_231447.jpg


さあ、冬至の日の更新も間に合ったし、これからお風呂に入ってゆずの香りにいやされてきます!
[PR]
by soleiljap | 2011-12-22 23:49 | ■ お気に入り | Trackback
美味しいね ファーブルトン!
a0029889_9262272.jpg
先日、前のめりで生唾ゴクリして見ていたusubeni-macaronさんのファーブルトン2品。
1回目  2回目

やっと昨夜作りました。夕食の片づけが終わり作り始めましたが、焼きに時間はかかるものの、工程としてはあっという間。すぐに部屋中にミルクと卵、そしてバニラのいい香りが立ち込め、子どもたちがつられるようにキッチンにやってくるのです。

娘 「わー、いいにおい~」
息子 「おー、いい匂い!すぐ食べられる?」

a0029889_1019120.jpg
今回はいつもの容器ではなく、広めの皿を使いました。よって表面積が広くなるので、火の通りが早かったです。
また、夏前にオーブンを買い替えたので、同じ180度でも熱まわりが早く、レシピの時間より15分早めにオーブンから出しました。

“ブルターニュのおかゆ”と言う意味のファーブルトン。食感もやわらかく、優しい味です。今回は残っていた生クリーム100mlに牛乳300を足して作りました。(合計400ml)

a0029889_9264283.jpg
写真撮るので、焼きあがってもすぐには食べられない。横で息子が待ち遠しそうにしています。撮影もそこそこに「はい、お待ちどうさま」と渡すと、持っていった部屋から、「おー うまいっ!!」という声が。

娘もまだまだ食い気の方が勝っているようで、夜遅くにもかかわらず、「あー、ほんのり甘くて、ママの味がする~」と言いながら食べていました。

こんなに喜んでもらえるなんて。もっと早く作ってあげたらよかった。

usubeni-macaronさんのお陰で今回久々にファーブルトンを作ることができました。みんな大喜びしていました。ありがとうございました。 次はダークチェリーで作りますね。

 
 ※レシピは こちらです。 ぜひ作ってみてくださいね。



PS 久々にコメント欄開けます。お返事おそくなるかも知れませんが、その時はお許しください。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-22 10:50 | ◆ Sweets | Trackback
洋梨のタルト
a0029889_7552769.jpg
先日、友人のところへ届け物をしたら、ちょこんと手渡してくれたル・レクチェという洋梨。もう食べごろ。

そんなことを知ってか知らぬか、息子が、「タルトを教えて」と言ってきました。最初は、自分でもよくリクエストする数種類のフルーツをのせたものをイメージしていたようですが、フレッシュの洋梨タルトなんていいかもよというと、大きくうなずく。

決まれば早いです。サブレ生地は冷凍してあるし、あと足りないものは、ブルーベリーだけ。

a0029889_0214979.jpg
ル・レクチェは会社でも先日いただいていたので、食べ比べてみることに。
滴る果汁、口の中で溶けていきそうな食感。そして十分な甘さと一緒に口の中に広がる香り。同じレクチェなのに、味が微妙に違います。でもどちらも美味しい。あとは好みかな、ということで、タルトに使ったのは、友人が持たせてくれたもの。香りがより上品だったような気がします。

a0029889_0114542.jpg
美味しそうでしょ!飾り付けは息子がしました。私は出来上がったタルトを撮影。カメラのシャッターを押しながら「あー美味しそう~」と何度つぶやいたことか(笑)

美味しそうな洋梨のタルトは、冷蔵庫で少し休んだあとすぐにどこかへ持っていかれたのでした。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-18 15:56 | ◆ Sweets | Trackback
あらたなる人生に乾杯
a0029889_14434219.jpg
11月初旬に我が家で行ったパーティの様子をお届けします。
一番上の義姉が関西に引っ越すので、みんなで新しい門出をお祝いしました。引越し準備の忙しい中でしたが、千葉から2番目の義姉夫婦も来てくれて、東京生活最後の時間をのんびり過ごしていただきました。

あらたな人生を歩き出すとき、人は第二の人生とか第三の人生という言い方をするけれど、義姉はいったいいくつめの人生なんだろう。いつも綺麗にして苦労など微塵もかんじないけれど、話をきくと沢山の経験をされた方だと思う。歳を重ねるごとに、苦労が顔に出て卑屈になったり、心身疲れきった人がいますよね。それとは反対に、辛い経験などおくびにも出さず、反対に輝いている人がいます。義姉は後者。ひとつひとつの経験が研磨剤の役目をして、輝きにかえてきたんだなと思ったりします。ご苦労されたのを知っているからこそ、幸せになってほしいと思う。
a0029889_1723442.jpg
数日前からいろいろメニューを考えました。皆さん年齢が上なので和食がいいかなとも思いましたが、我が家での最後の晩餐はやはり定番の・・・と言えばパエリアですよね。子ども達もパエリアと聞いて大喜び。
a0029889_14263958.jpg
<メニュー>
・パリソワ
・サーモンのマリネ
・シーザーサラダ
・ローストビーフ
・パエリア
・鰯の香草パン粉焼き
・チーズ各種
・バゲットはメゾンカイザー

・ワイン・・・義姉持参 (ホントに美味しかったです)
・お赤飯・・・2番目の義姉の手作り (噛めば噛むほど味わいがあって最高でした)

a0029889_14332140.jpg


a0029889_14555587.jpg
ケーキは洋ナシのシャルロット。さっぱりしたのがいいかなと思って作ったのですが、ケーキを食べる頃にはみんなのお腹はパンパンで、食べるのが流石に苦しかったです。
プティフールに、マカロンとアップルキャラメルパウンドケーキを焼きました。こちらはお土産に。

義姉は、この翌々日に大阪へ発ちました。先日、二人目のお孫ちゃんが生まれて、忙しい日々をおくっていることでしょう♪ いつまでもお元気で!! 


◆トップの画像に昨年作った「森のリース」が写っているのがわかりますか。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-14 18:19 | ◆ Party
つづき
a0029889_205415100.jpg
 母の百ヶ日とオランジェットのつづき

ここ数日の皿の割れ方に不安を持っていなかったといえば嘘で、ひたすら家族に何もないことだけを祈っていました。
不安は的中したと思いました。バイトから帰ってくる息子からの電話が入ったのはその日の正午過ぎ。重い荷物を持って腰を痛めたとのこと。聞くと歩けるようなので、すぐに病院に行くように伝え、私は会社へ向かいました。

その時の心の中は、皿が割れたことを怪我にこじつけ、怪我が軽くすんでよかったという思いだけでした。

そして、入院している母から携帯に電話がはいったのがその日の午後。元気そうな声だったのでほっとしましたが、内容は土・日に(家に)一時外泊できるので、私たちに帰ってきてほしい、というものでした。

今まで、自分から帰ってきてと言わない母だったので、何となく気になり、二つ返事で「分かった」と答え、すぐに飛行機を予約。 金曜日(2日)の夕方が取れました。腰を痛めている息子は連れていけないと思ったし、娘は木曜日から学校が始まるのでパス。私だけの帰省のつもりでいました。

帰宅すると息子は湿布とコルセットをして寝ていて、一週間バイトを休むことになったと話していました。
おばあちゃんのことを話すと、腰が痛いにも関わらず、息子は自分も行くと言い出しました。
(この時月曜日)

翌日、姉に私一人で行くことをメールすると、お母さんは孫たちにも会いたがっているという返事。 娘は数日後に推薦校の面接があるので、今回の鹿児島行きは断念させ、息子は連れていくことにしました。

母は、東京から私と息子、そして、福岡の大学に行っている妹の次男も帰ることを聞き、早めのお誕生日ができると喜んでいたそうです。 みんなで食べるために子どもや孫たちにはステーキを、自分はサザエが食べたいから予約しておくように姉に頼んだそうです。
姉はすぐに、人数分のステーキ用の肉を買いにいき、サザエは4日の誕生会に届けてもらえるよう予約をいれたそうです。その時が水曜日(31日)。

母の病室は特室だったのでいつでも泊まることはできるのですが、姉は今まで一度も泊まったことはなく、しかし、この日は何故か泊まることになったとか。 後で話していましたが、何故、その日泊まろうと思ったか不思議なんだと。 その日は遅くまで姉と話しこんでいたそうです。

日がかわって、1日(木曜日)になっても母は中々寝ず、気が付いたら明け方の5時半だったとか。そして、「あなたももう寝なさい」と姉に言ったのが母の最期の言葉に。

我家に電話が入ったのが1日の朝5時50分ごろ。 危篤の知らせでした。明け方鳴り響くの電話の音ほど怖いものはないですね。それからのことは断片的にしか覚えてないです。

あと一日だったのに。 結局、母に手作りのオランジェットを食べさせたいという思いはかないませんでした。

沢山の人に見送られ、初七日を終え、ふた七日の法要を終え、その足で東京へ帰りました。その間の2週間はすべてが霞んだ風景のようです。

四十九の法要にまた鹿児島へ。 12月9日は百ヶ日だね、と話して、帰ってきました。

そして、次は来年の新盆。そして一周忌。

法事の役割を考える時、その行事やお布施のシステムに、よく現世利益の最たるものと考えられたりもしますが(私もそう考えていた一人です)、しかし、今回、一つずつ終えることで、悲しみや不安が少しずつ自分の中で小さく畳まれていくのが感じられました。なんでもきっちりと片付けていく母の背中をみていたので、今私たちが迷わず行えているんだと思います。


沢山書いてしまいました。お皿が立て続けに割れたことを書きたかったのに。
人が亡くなる時、食器が割れるという話をききます。今回、あの時、そのことと母を結び付けられなかったことがとても悔まれたのです。皿が割れたのは、やはり母の旅立ちの知らせだったんだと今は思いたいです。知らせてくれたのはお父さん?・・・ 

母は家に帰って、子どもや孫たちと大好きなサザエを食べてお祝いをしてもらったら、また病院に戻るつもりでいました。私たちも、もう少し母の顔を見ていられると思っていました。

でも、闘病もすることなく、家族に見守られながら逝けたことは母にとってよかったのかなとも思えます。今頃は大好きなお父さんやみんなと一緒にいろんな話をしているだろうな。

母からは沢山のことを学び、教えてもらいました。どんな時も凛とし、仕事や家事、趣味のことも、しっかりこなしていた母でした。お洒落も大好きで、父がいつも素敵にいられたのは母のお陰だったんだと今更思ったりします。
お母さんと同じようにはできないよね、母が生きている頃、妹とよく話したことです。でも、今は少しでも近づけるように頑張りたいと思います。安心してね、お母さん。

a0029889_21563142.jpg
マカロンも母は大好きでした。初めて送った時、少しか送らなかったのに、美味しかったからお客さまにも食べさせたんだと話していました。

人は必ず天国へいきます。そこがどんなところか分かりませんが、必ずその時はやってきます。そう思うと、生まれてきたことにも意味があるわけで、その課題は人それぞれ。そのことをしっかり理解し、最期の時までしっかり生き抜き、胸を張って父や母に会いたいと思います。


お母さんやお父さんと離れて暮らしている方、会いにいってあげてくださいね。会いに行けない人は電話で声を届けてあげて。また近くに住んでいて、気のきいた言葉もかけてあげられない人は、ご両親が嬉しくなる言葉をかけてあげてくださいね。兄弟でも子どもでも同じです。 明日は会えなくなるかもしれないから。



追記  オランジェットは10月、四十九日の法要の時にお仏壇にお供えしました。


追記  私が鹿児島に帰っているときにメールをくれた友人たち、ありがとうね。また、お目にかかったことのないブログを見てくださっている方たちからもメールをいただきました。更新がないことへのお気づかいの内容でした。つながりを感じて嬉しかったです。この場をおかりして再度お礼を申し上げます。ありがとうございました。
[PR]
by soleiljap | 2011-12-13 09:27 | *ご挨拶&お知らせ