昨日12月9日は、亡くなった母の百ヶ日でした。実家での法要にあわせ、東京からも子どもたちと手を合わせました。
亡くなったのは9月1日、ちょうど10日後の11日に81歳の誕生日を迎える直前の旅立ちでした。 享年80、最期まで意識をもち静かに旅立っていきました。 ここ数年、母は何かあるたびに、みんなに迷惑かけたくないから元気でいるね、と言っていました。入退院は繰り返していましたが、その思いどおり、誰にも世話をかけることなく、最後まで凛としていました。 時間が少しずつ安らぎを与えるというのは本当で、100日を迎え、心のざわざわが少しずつ凪いでいくのがわかります。それでもふとした瞬間に涙があふれたりもしますが。 時に他のお店のものも食べてもらいましたが、やはりお気に入りは最初に送ったもので、ちょうど亡くなる1か月半まえにも、突然リクエストがあり、送ったばかりでした。 手作りを食べさせたい、そう思ってすぐに、和歌山の農家にバレンシアオレンジを注文。36個のオレンジをすべてピールのシロップ煮にしました。とても美味しくできたので、すぐに母に電話。 しかし、そのころ日本は酷暑といわれるほどの猛暑日が続き、チョコレートをコーティングしたオランジェットは送るには少し不安があり、母には時期をみて送るね、と話したのでした。 しかし、手作りのオランジェットを食べてもらうという願いはかないませんでした。あと1日だったのにね。 上手く説明できませんが、人が亡くなるとき、どこか見えないところで、わからない何らかの力が動いてるんだなと、今回とても感じました。こじつけではなく、あの時、メッセージに気づけばもっと早く母の顔を見にいけたのにと思います。 それはちょうど亡くなる1週間程前から起こりました。大事にしているお茶碗や皿が1週間の間に続けて4枚割れたのです。普段私はほとんど皿を割りません、というより割るのが嫌いなのです。 息子が2枚、私が2枚ですが、それもお気に入りの子ども二人のご飯茶椀と取り皿、そしてオーブン料理によく使う中くらいの器。 4枚目が割れた日の朝(その時は私が割る)、音に気づいた息子がキッチンに入ってきて、「大丈夫?!最近、よく割れるね・・・」と不穏な表情で言いました。私もずっと気になっていたので、「・・・気をつけてね」と言うのが精いっぱい。心の中で不安が渦巻いていたのを覚えています。 この日は8月の終わりで、子どもたちはまだ夏休み。娘は家に、息子は朝からバイトに出かけました。 長くなりそうなので、続きはまた書きますね。 これから、友人のところへ持っていくケーキを焼きます。 ◆つづきはこちら
by soleiljap
| 2011-12-10 10:17
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