きんつば、今その姿を想像してほしい。あらゆる色彩に身を包み、その美しさを誇示する他のお菓子にくらべ、それはただ、薄皮に包まれただけの何の変哲もない四角い菓子である。 この地味なお菓子が時代をこえ形をかえず生きつづけてきたのは、その中身の良さにあるだろう。職人のこだわりと熟練で磨かれ続けてきた餡は、時代を超え、常に我々日本人の嗜好に応えてきたのである。 唐突だがこれを生き方にたとえてみよう。今日日(きょうび)、派手や豪奢がもてはやされる時代において、このような存在は希少である。多くを語らずしてその内に秘めたる英知はいつの時代も色あせることはなく、益々胆力を鍛え、我々に勇気を与える。 我が人生もかくありたいと思う。 (今回ボケなし・・笑) きんつばで人生観を語る女も珍しい・・・。(爆) 和菓子屋さんの芋きんつばはきっと芋羊羹がベースだと思うのですが、家庭ではなるべく気軽に作りたいので、さつま芋を蒸かして潰しただけ。さつま芋の甘味を生かし、お塩を少々、餡がアクセントになっています。 <材料> (12×16cmのタッパー) ・さつま芋(皮付きのまま)・・・550~560g ・上白砂糖・・・・・・・・・・・・・・・20g ・塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2 ・水あめ・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2 ・餡 (固め) ・・・・・・・・・・・・・120g <皮> ・薄力粉・・・・・・・40g ・水・・・・・・・・・・・100cc <作り方> ①さつま芋を蒸器で蒸かす。(又はレンジ強で♪チン) ②皮をむいて熱いうちに、砂糖・塩を加え良く潰し、さらに水飴を加え混ぜる。(正味約520g) ③タッパーにラップを敷き、②のさつま芋を半量敷き詰め良く押さえる。 ④固めの餡をその上に均等に敷く。 ④残りのお芋をかぶせ、しっかり押さえ、冷蔵庫で冷やす。 ⑥皮を作る・・・薄力粉を水で溶く。(ダマがないように) ⑤型からだし、お好みの大きさに等分して、一面ずつ⑥につけてテフロンのフライパンで焼く。 ※追記(11/25) 失敗なく焼くために、フライパン(テフロン)に薄く油をひいて焼いてください。
by soleiljap
| 2005-10-28 12:37
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