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洋梨とバナナのクランブル
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                    Eau de vie de Poire

 無色透明の瓶に写実的に描かれた一個の洋梨。 フランス語で書かれた“Eau de vie de Poire Williams”(オー・ド・ビィ・ド・ポワール・ウィリアム)。これだけで十分鑑賞に値する。

Eau de vie de Poire(オー・ド・ビィ・ド・ポワール)とは、直訳すると「梨の生命の水」という意味。梨のブランデーである。 

 フランスには魅惑的なアルコールが沢山ある。
そして、それらを取り巻くドラマもまたしかり。

 大人になったら是非飲みたいと思っていたお酒は、あるモノクロの映画の中にあった。
ハンフリー・ボガート主演の「カサブランカ」で、彼の経営するバーにやってきた恋敵ポール・ヘンリードが注文した「コアントロー」。大人になったら絶対トレンチコートを着て皮の手袋をして、クラシカルなバーのカウンターで、手袋を片方外しながらこのお酒を注文しよう。
 17歳の娘はそう固く決心したのでした。

 18の私を魅了した酒は、ドカの絵の中にあった。
 『アブサンを飲む女』、虚ろな眼差しで一人腰掛ける女性の前におかれたアブサン。あの緑色にくすんだ濁った酒を見て、まだ見ぬ国や世界への憧れた。

19世紀の退廃的な時代に、芸術家たちを虜にしたお酒ってどんな味だろう。深く濁った緑色の液体は水を加えると白く変色するという。それはアルコールと言うより、ひっそりと、グラスの中で息をひそめる悪魔のように思えた。そう言えば、20歳のころ読んだヘミングウェイの小説にも、戦場で負傷した兵士がこのアブサンを飲むシーンがあった。あの時、私は大人になったら絶対ヘミングウェイのような男性と結婚するんだと心に誓った。(のに・・・)

 私の青春時代の多感な心を捕らえたお酒たち。大人になることをどれほど待ち望んだことか。
しかし、残念な事に、私はお酒にとても弱かった…

 月日が過ぎ、母になった今、トレンチコートの襟を立て、皮の手袋をはずしながらコアントローなんてとても無理だけど、お気に入りのエプロンに身を包み、泡だて器片手に、ちょっとだけなめるコアントローの味も中々オツなもの。


a0029889_9374636.jpgそうそう、ケーキのお話でしたね。
先日いただいた洋梨が丁度食べごろです。ちょっと風邪で寝込んでいたので、簡単につくれて身体にもいい「洋梨とバナナのクランブル」を作りました。最近遊びにいったブロガーさん達も何人か作っていらっしゃいましたね。
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適当に切って並べた梨とバナナに、先の“Eau de vie de Poire(オー・ド・ビィ・ド・ポワール)”を大さじ一杯ほど振りかけます。アルコール度数40℃の洋梨のブランデーはちょっと舐めただけで身体がポッと熱くなる。


梨はしっかり火が通るので、コンポートのような食感にまったりとしたバナナとサクサクのクランブルが美味しい。焼いている途中の洋梨のブランデーの香りがなんともいえず癒されます♪


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美味しそうなクランブルを作っていらっしゃった方にTB~~
  ■my favorite things!のcooさん
  ■Akko’s favoriteのakkoちゃん
  ■のりのりマガジンのNORINORIさん
  ■かおる亭のkaboちゃん
  ■まさかり半島日記のkoroさん
  ■r-decoの発見のdecopさん
  ■Family Classics - Old and Newのpumpkinpieさん
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追記:ヒントになったレシピ・・数日前、本屋で見かけた栗原はるみさんの本に載っていた洋梨とバナナのクランブル。皿の容量とか分量を覚えていかなかったので、クランブルはネットのものを参考にしました。(お砂糖はかなり減らして)

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by soleiljap | 2005-11-22 16:37 | ◆ Sweets
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