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1月11は鏡開きの日  ※追記あり
1月11は鏡開きの日  ※追記あり_a0029889_9342767.jpg
1月11日は恒例の鏡開き。家族の無病息災を願って、お供えしておいたお餅をぜんざいに入れていただきました。子どもたちも学校へ行く前に食べていきました。

私、生まれて物後心ついてから鏡開きにぜんざいを食べなかった年はないくらいぜんざい(餡子)が好きです。先日、雪のゲレンデでおしるこを頂いてから、益々この日が待ち遠しかったです。(笑)
娘は餡子は好んでは食べませんが、息子は大好き。夫もぜんざいは自分からよそって食べてます。(というか冷たいぜんざいが好きなので、温めるまえに自分でよそっている)
昨夜作って、朝食に食べられるようにしておきました。ことしの小豆は、暮れに友人のお母様から頂いたもの。皮が柔らかく小豆の味がしっかりして、いつもより美味しいです。

1月11は鏡開きの日  ※追記あり_a0029889_11261797.jpg毎年書いていますが、鏡開きというと、父が1月11日にお供えの餅をさげて、ストーブの前で丁寧にカビを取りながら、小さく割った餅をストーブで焼いていたのを思い出します。

結婚してプラスチックの餅が出回るようになると、毎年プラ餅をお供えするようになりました。鏡開きの日にパッケージを開いて出てくる餅をオーブントースターで焼いて食べているのですから、風情などあったものではないですね。わが子どもたちの中で鏡開きといえば、プラスチックの餅&オーブントースターという図なんでしょうか。せめて、私が経験した鏡開きは話してあげたいと思います。
(田舎はまだ生の(機械で)ついた餅をお供えしています)

鏡を開く、、昔は切ることを嫌い、開くといわれています。本来のカビがきた餅は鏡開きの頃は乾燥して、手で裂けますが、プラスチック入りの餅で、一個ずつパックされているものはいいのですが、固めてある餅は包丁をいれないと切れませんよね。2段重ねの餅を丸ごと焼くにもいかないし。


1月11は鏡開きの日  ※追記あり_a0029889_932032.jpg
お椀は、それぞれ子どもたちの名前が入っています。いいものではないのですが、普段使いにしていないので、こういう時に使わなければ!

追記:
我が家のお正月の行事は、11日の鏡開きで一応終わります。地方によって、各家庭によって違いますが、大晦日の年越しそばからスタートするお正月の行事は、元旦のおせち、初詣、新年の挨拶、そして、7日の七草粥で玄関のお飾りをはずし、お粥をいただき、11日の鏡開きではお供えの餅をさげてぜんざいに入れて食べる。
この一連を終えて、我が家はお正月が終わるといった感じでしょうか。

今年は、七草粥の前日に娘が「明日は七草粥だね」と言っていました。また、鏡開きが近づくと、(これは毎年なんですが)ぜんざい好きの息子が、「もうすぐ鏡開きだね」と言います。
時代の流れで行事の内容はむかしのようにはいきませんが、子どもたちの心に根付いてきたことを実感するたびに、ほんわかとした気持ちになります。そして、blogを通して日本の古きよき文化を見つけるたびに本当に嬉しくなります。

私たちが先代から受けついできた日本の文化や習慣。様子は時代とともに少しずつかわっても、根底にある精神は忘れずに子どもたちへと繋げていきたいですね。


最後に。
ぜんざいとおしるこの違い、地方によって呼び名が違うんですよね。「マヤヤのお料理ブログ」でその違いを書いてくださっています。
私の実家(鹿児島)は鹿児島なので、関西の呼び方のようです。 
関西と関東、もっと広く言えば地方、地方でも呼び名、調理法、その違いは多々ありますね。食の世界ってホントに興味深いです。
by soleiljap | 2008-01-11 12:27 | ◆ Sweets
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